
早川 良輔2009年入社
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どのようにして整備士の勉強をしてきましたか?
自動車整備士になりたいと思ったのは中学生のころ。工業高校、工業短期大学を経て、2級自動車整備士の資格を取得した状態でナカノオートに入社しました。
整備士になるための勉強・実習を積み、資格を持って入社したと言えども、最初から本格的な整備に携われるわけではありません。お客様にお伝えした出庫時間を絶対に遅らせられないというプレッシャーや、一日に多くの台数を整備するハードさなど、学生時代には想像できなかった苦労もたくさんありました。それでも、憧れていた整備士として仕事をしている喜びに勝るものはありません。オイル交換やタイヤ交換など、小さな業務の1つひとつが、とにかく楽しかったことをよく覚えています。入社12年目の今、早川さんの仕事の内容を教えてください。
入社5年目に自動車検査員の資格を取得し、7年目には整備工場の副主任に。9年目には新たに立ち上がった輸入車部門の責任者を任されることになりました。実は、輸入車の整備は、国産車と規格が異なるためかなり大変。敬遠するメカニックも多く、私も正直、上司から「やってくれないか?」と声をかけられたときは、嫌だなあと思いました(笑)。
しかし、実際にやってみるとものすごく楽しかったんです。国産車の整備のセオリーが通用しない中、試行錯誤しながら整備が完了したときの喜びは格別のものがありました。他の整備士たちも続いてくれるだろうかという不安はありましたが、車が好きで入社した彼らは輸入車にも強い興味を持っているだろうと信じ、実際に車体に触りながらレクチャーするなど工夫。今は若い整備士たちを中心に、みんなでがんばっています。
また、輸入車部門は、一台に対して整備担当者が接客業務からお返しまでをすべて担当するため、お客様とのコミュニケーションが深まるのもいいところ。みなさん車が大好きなので、専門的な会話が楽しめますし時には、私たちが知らないようなメカニック知識を教えてもらうこともあります。お客様と二人三脚で車を整備しているような感覚は、国産車部門では味わえないことの1つかもしれません。 -
仕事のやりがいや楽しさは、どんなところにありますか?
あるお客様から、こんな言葉をいただいたことがあります。「早川さんに任せたよ」。輸入車は高価ですし、オーナーは愛車に対して強いこだわりを持っているので、整備はお客様の要望を反映しながら進めていくのが通例です。しかし、このお客様は私を信頼してくださり、そのすべてを私に任せてくださった――。整備士冥利に尽きる、とてもうれしい言葉でした。
輸入車の責任者と並行して、工場の副主任も引き続き担当しています。マネージャーとしては、社員それぞれの強みを把握し、それを生かせる業務に割り振ることを意識しています。自分の得意な仕事で力を発揮し、やり甲斐を育てて、次のチャレンジにつなげる。そして、そのような環境で生き生きと働く社員の力で、お客様にご満足していただく――。弊社の理念である「“家族” の『クルマごと』もっと自由に」を自分なりに解釈し、心掛けているアクションです。ナカノオートで働きたい方へメッセージをお願いします。
ナカノオートは従業員同士の仲がよく、上役の方もとても気さくなのがいいところ。この春、入社12年目となりましたが、大好きな車に囲まれて、毎日充実した日々を過ごしています。物作りが好き、車が好きという気持ちさえあれば、車いじりの経験や資格の有無は問いません。みなさんと仕事ができる日を楽しみにしています!
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